今年は島へ行こう 隠岐は世界ジオ認定で記念企画/島根

 島根県・隠岐観光協会(松田和久会長=隠岐の島町長)は2月26日、大阪市北区の島根ビルで観光情報説明会・商談会を開いた。参加した旅行会社やメディアに隠岐観光のトピックを紹介、誘客を呼びかけた。

 松田会長はあいさつで、昨年隠岐が世界ジオパーク登録認定されたことについて「今年はジオを生かしたお出迎えの準備を進めている」。3月1日就航の新船「レインボージェット」や離島航路の運賃改善への取り組みを進めることにも触れ、「低廉な価格で行ける島を目指したい」と意欲を示した。

 説明会では隠岐の最新の観光情報を提供した。隠岐観光協会は世界ジオ認定記念企画を設定。4月から販売する周遊パスポート「隠岐楽パス」は隠岐への往復や島後、島前間の船便が利用できるもので、タクシーやレンタカー、観光メニュー、観光施設入館料などが割引になる特典も付く。

 また、ガイド付き定期観光バス「ジオバス」は高い満足度を誇り、9月9日-11月30日には着地型ツアーなどを催す「Theおき博」も開催予定など、ジオ登録を機に攻勢を強めている。

 例年夏期に運航している隠岐-大阪伊丹を結ぶJALジェット便は今年も運航が決定。8月1-31日、名物「突き牛」特別興行やサザエのプレゼントなど多彩なキャンペーンで利用を促す。

 そのほか説明会では、サザエ丼や隠岐牛、隠岐そばといった「ご島地(とうち)グルメ」、若い女性に隠岐の魅力を提案し新しくブランド化を図る「島娘」プロジェクトもアピール。隠岐と連携して誘客を進める島根県松江市と鳥取県境港市も魅力を訴えた。


情報提供:トラベルニュース社