オーストリア、オープンスカイで合意-羽田深夜早朝も
日本とオーストリアの航空当局間協議が2月18日から20日、ウィーンで開催され、成田路線を含むオープンスカイで合意した。首都圏空港を含むオープンスカイで合意したのはこれで27ヶ国・地域目。オーストリアについては、首都圏以外の空港から以遠地点への輸送についても自由化している。
また、羽田についても、今後の発着枠増加を前提に深夜早朝時間帯で両国が1日1便ずつ運航を可能とすることで合意した。国土交通省航空局航空交渉室によると、オーストリア側から要望があり枠組みを設定したという。このほか、コードシェアについても、両国の航空企業の運航柔軟性の拡大を目的に完全自由化で合意した。
協議の結果を踏まえた羽田線の新規就航について、日本航空(JL)は現時点では路線開設の可能性は不明とコメント。また、全日空(NH)によると、中期経営戦略で2016年までに国際線の座席供給量を2013年度比で45%増に拡大する計画を発表しており、欧州線も1、2地点への就航を検討。オーストリアも候補にあがっているが、現時点で決まったことは何もないとした。