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日本旅行、14年上期は4%増の15.2万人めざす-クルーズ強化も

  • 2014年1月29日

 日本旅行は1月28日、2014年上期のマッハとベストツアーを発表した。今年は昨年に引き続き重点顧客層として「熟年・シニア層」「女性」を設定。高品質商品を拡充し、上位ブランド「マッハ」を強化するとともに、企画提案型商品の充実をはかる。加えて、ヨーロッパ、アジア、アメリカを重点方面とし、コース数を増やすとともに、商品の内容をさらに充実させた。上期販売目標は前年比4%増の15万2000名。2013年12月6日から順次販売を開始している。

 熟年・シニア層向けの商品では、専用商品の充実により顧客の囲い込みとリピーター化を推進させる。「マッハ」では、主に熟年・シニア層やハネムーナーをターゲットに商品を拡充。高品質な船旅を特集した「ラグジュアリークルーズ」を新たに設定した。クルーズ商品については商品数を1.4倍に増加するなどしており、心満たされる旅「海外クルーズ ラグジュアリー客船の旅」では9コース中8コースを新設した。

 女性向けには企画提案型商品を強化。ファッション「steady.」とタイアップし、同誌の読者モデルと女性企画担当者の共同企画商品「GirlsSky(仮称)」をソウル、グアム、台北、シンガポールで展開する予定だ。さらにF2層をターゲットにした「トラベラー」シリーズをアジアとヨーロッパで継続設定。両商品とも2月末発売予定とした。

 方面別では、ヨーロッパでビジネスクラス、プレミアムエコノミーの早割を新たに設け、早期受注を強化する。また、イタリアでキャンペーンを展開し、コース数を増やした。アジアでは専用車・専属ガイド付、スルーガイド付コースを拡充した。

 アメリカでは商品数を1.5倍とし、通常日帰りで訪問する自然公園を2日間でじっくり訪れるなど、ツアーの深堀りをはかった。中南米方面も商品数を1.2倍に増加し、最短の日程で巡るものから13日間の大周遊コースまで幅広く設けた。定番コースは設定日を増強した。

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