主要57社、11月の海外旅行取扱額は0.1%減、国内・外国人は好調

  • 2014年1月22日

 観光庁が取りまとめた主要旅行会社57社の11月の旅行取扱状況速報で、海外旅行の取扱額は前年比0.1%減の1778億8258万円となった。募集型企画旅行に限ると、取扱額が2.2%減の536億2338万円、取扱人数が11.0%減の29万60人。単価は9.9%増の18万4870円となっている。

 企業別で見ると、取扱額が最も多かったのはジェイティービー(JTB)グループ14社で3.4%減の371億9668万円。次いでエイチ・アイ・エス(HIS)が3.7%増の255億955万円、阪急交通社が10.1%減の176億291万円、KNT-CTホールディングスが3.2%増の139億81万円、日本旅行が1.8%減の128億4917万円などとなった。

 伸び率では、フジトラベルサービスが41.3%増の2億9248万円、農協観光が16億2811万円、ジャルセールスが18.9%増の9932万円など、海外旅行の取扱規模が比較的小さい企業が上位を占めた。取扱額が50億円を超える企業では、近畿日本ツーリスト(KNT)が11.8%増の56億1942万円で最も高い結果となった。

 なお、海外旅行以外では、外国人旅行が39.8%増の88億3422万円、国内旅行が6.3%増の3782億7682万円とプラス成長、合計は4.6%増の5649億9362万円であった。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
11月単月