「街道観光」に着目 中部広域観光推進協がフォーラム
中部広域観光推進協議会はこのほど、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で第14回中部広域観光フォーラムを開催し130人が出席した。
主催者を代表してあいさつした八木正義本部長のあと、日本観光振興協会中部支部長の須田寛さんが「中部の新しい街道観光について」と題して講演した。
須田さんは「人間の交流手段であり場でもあるみち(街道)を歩き、交流の原点に触れるとともに沿道の景観、文化などの集積を訪ねることによって人的交流を図る観光が街道観光だ」と説明。
「街道観光は日本風景街道や熊野古道、東海道のような風景、宗教、歴史、まちなみにかかわる伝統型、関西歴史街道のようなストーリー型、足尾銅山街道などのような産業観光型、鉄道やものづくり文化などにかかわるウオーキング型、瀬戸内海しまなみ海道のような海道型などの種類に分かれる」と須田さん。着地型観光の展開や情報の拡充整備などの必要性を訴えた。
このあと富山県や長野県、静岡県など関係自治体による観光情報のPRが行われた。商談会では旅行会社のデスクに各自治体の担当者や宿泊関係者、観光施設関係者らが熱心に自エリアの観光素材を売り込んでいた。
情報提供:トラベルニュース社