外務省、カンボジアとラオスへ数次ビザ発給開始
政府は11月18日から、カンボジア国民とラオス国民に対し、短期滞在数次ビザの発給を開始した。11月16日から17日、内閣総理大臣の安倍晋三氏が両国を訪問し、各国首相とビザ緩和で合意したことに伴うもの。
外務省によると、対象はラオス国内に居住するラオス国民と、カンボジア国内に居住するカンボジア国民。一定の要件を満たし、ICAO基準の機械読取式旅券(MRP)またはIC一般旅券を所持する人が対象で、滞在は15日間、有効期間は最大3年とした。
なお、今回の安倍首相と各国首相との会談では、2国間との人的、文化的交流についても合意がなされ、今後5年間で、青少年交流を含め、それぞれカンボジアとは3000名、ラオスとは1500名の人的交流を実施することも表明。日本/カンボジア、ラオス間の直行便開設に向け、航空協定締結の可能性の検討を含め、需要開拓と条件整備に一層努力していくこともそれぞれの国と合意している。