JTB、熊本のグループコールセンターを独立会社化、400名規模
ジェイティービー(JTB)は2014年4月1日、JTB旅の予約センターを中心にコールセンター業務を担う新会社「JTB熊本リレーションセンター」の営業を開始する。JTBでは2011年4月から熊本にコールセンターを設置。当初は主に首都圏のグループ会社が取り扱う旅行についての電話対応を約160名でおこなっていたが、現在は他のグループ会社についても電話の対応を受託し、人員も317名にまで増加した。
来年4月の独立会社化は、コールセンター事業のさらなる拡大をめざしたもので、全国のグループ会社が扱う旅行関係の電話対応を業務として400名の雇用を想定。グループ内の顧客対応拠点としては最大級となるといい、「グループ全体のコールセンター事業における重要な戦略拠点」と位置づける。
また、本社機能も熊本に置き、首都圏などで災害が発生した際にも事業を円滑に継続できるよう、被災地の代わりに緊急的な顧客対応をおこなうことも可能としていく。また、将来的にはグループで雇用する旅行販売員の実習の場としても活用していく方針だ。
なお、旅行予約センターとしての旅行取り扱いと、JTB商事など旅行業以外の会社からのコールセンター業務受託を合わせて、2014年度の取扱額で500億円をめざす。