ルックJTB、「心ゆく旅」「くつろぎの旅」で取消料を自社負担、60歳以上で

  • 2013年11月10日

 JTBワールドバケーションズは、11月8日に発売した2014年度のルックJTB「心ゆく旅」「くつろぎの旅」で、60歳以上の旅行者が健康上の理由で旅行を取り消す場合、次の旅行を予約すれば取消料を自社負担する制度を設定した。両ツアーの主要ターゲットであるシニア層に対し、早めの予約を安心してできるような仕組みを整えることで、顧客の取り込みをはかる考えだ。

 制度では、60歳以上の旅行者を対象に、健康上の理由でやむを得ず旅行を取り消す場合、当初参加予定コースの出発日から3ヶ月未満の期間内に出発するルックJTBを予約すれば、通常発生する取消料分を自社で負担する。旅行に同行する者も対象で、出発日の14日前までに申し出る必要がある。なお、振り替えたツアーの取消料は通常通り発生する。

 「心ゆく旅」「くつろぎの旅」はルックJTBの最上級商品との位置づけ。14年度商品は、通常14年1月に発表していたが、今回は発売時期を早め、早期予約の取り込みをはかっている。コースは、春から夏にかけてベストシーズンであるヨーロッパを中心に、心ゆく旅で48コース、くつろぎの旅で40コースを揃えた。販売目標人数はそれぞれ前年比10%増とした。

 旅行代金は、例えば2名1室利用、ビジネスクラス利用の場合、新コースとして心ゆく旅で設定した「スパやハイキングも愉しむ スイス紀行13日間」で大人1名110万円から125万円。くつろぎの旅の「イタリア3都市物語9日間」で大人1名190万円から210万円とした。