国内旅行業務取扱管理者、13年度試験は合格率30.9%
全国旅行業協会(ANTA)はこのほど、「平成25年度国内旅行業務取扱管理者試験」の合格発表をおこなった。試験は9月8日に全国9地域の12会場で実施し、申込者1万7265人のうち1万5241人が実際に受験。この中から4702人が合格し、合格率は30.9%となった。
ANTAによると、試験を受ける中心層である若年人口が現状している中で、今回は申込者、受験者ともに若干ながら前回よりも増加。ANTAでは、2008年度から導入された、不合格者のうち国内旅行実務科目が合格基準に達していた受験者に対して次年度のみ同科目の受験を免除する制度が要因としている。
一般受験者と一部免除者を比較すると、一般受験者は1.7%減の1万3578人であったのに対し、一部免除者は34.8%増の1663人。合格者も一般受験者が24.9%減の3690人、一部免除者が63.8%増の1012人であった。合格率は一般受験者が8.4ポイント減の27.2%、一部免除者が10.8ポイント増の60.9%。
なお、合格者の男女比は男性が54.5%、女性が45.5%で、過去5年間の平均である男性50.2%、女性49.8%と比較して男性の比率が高い結果となった。また、合格者の職業では、学生と専門学校生などが79.9%、旅行業者が11.8%。このほか、合格者の年齢は24歳以下が51.7%を占め、最も年齢が低かったのは15歳であったという。