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海外旅行自由化50年、JATAが部会設置、キャンペーン実施へ

 日本旅行業協会(JATA)は、海外への渡航が1964年4月1日に自由化されてから来年で50周年を迎えることを記念し、VWC推進特別委員会の下に「海外渡航自由化50周年キャンペーン部会」を立ち上げた。部会長はJATA海外旅行推進委員会副委員長でエヌオーイー(NOE)代表取締役会長の林田建夫氏、副部会長にはJATA広報委員会委員長で読売旅行代表取締役社長の小笠原忍氏が就任。10月15日に第1回会合を開催し、意見交換をおこなうとともにキャンペーンで使用するロゴとキャッチフレーズを決定した。

 JATAでは、「50年の間に海外旅行が日本に何をもたらしたかを検証し、改めて海外旅行で旅行会社が果たしてきた役割とその意義を見直し、海外旅行の需要喚起、拡大に向けた施策を推進していく」としている。部会には成田空港や在日航空会社代表者協議会(BOAR)、在日外国観光局協議会(ANTOR-Japan)、海外ホテル協会(OHEA)も参加しており、観光業界全体で盛り上げていく考えだ。

 ロゴはJATAウェブサイト上でダウンロードできるようにし、海外旅行の需要喚起や旅行商品の販売促進に役立ててもらうねらい。具体的にはツアーのパンフレットやポスター、ウェブサイト、出版物、名刺、封筒、グッズなどへの掲出、新聞や雑誌の広告中での使用を想定する。キャッチフレーズは「出会い・発見・感動世界へ」としており、ロゴにも配した。

 なお、今後は出版や広告展開などについても検討していくという。また、業界のみで取り組める分野と国や行政に要望する分野とを選り分け、関係各所に協力を仰いでいく考えもあるという。