隣国との交流深化(3) 全旅池田社長は韓国観光部長官賞受賞

 全旅の池田孝昭社長が韓国文化体育観光部長官表彰を受賞した。観光産業に貢献があった韓国国内外の個人を表彰するもので、外国人の部で唯一表彰された。

 「民間レベルの観光交流の促進」評価

受賞式は、UNWTOが「世界観光の日」と定める9月27日、ソウルのロッテホテルで行われた。韓国の国会議員や観光関係者、各国大使ら約800人が受賞を祝った。

 全旅は、昨年開かれた麗水世界博覧会へ「ふじ丸」チャータークルーズを実施し、博覧会場内で停泊中にはANTAの二階俊博会長、韓国の要人を招いた「日韓友好の夕べ」を開催した。また、今年4-10月に開催中の順天湾国際庭園博覧会への送客事業を推進している。日韓関係が不安定な時期にも関わらず、池田社長を筆頭に「民間レベルの観光交流の促進」に取り組んでいることが韓国文化体育観光部、韓国観光公社から高く評価された。

 池田社長は「日韓交流事業に積極的に取り組んでいただいた全国ANTA会員5600社に対して表彰いただいたと受け止めています。歴史、文化も緊密で一番近い隣国同士が手を携えて協力関係を高めていくことは、我々平和産業にとっても不可欠です。再来年の日韓国交正常化50周年に向け、旅行事業を通じてますます交流拡大に努めたい」と、決意を新たにしている。

 

情報提供:トラベルニュース社