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朝ごはん日本一の宿は-楽天トラベル(1) 優勝は下呂温泉・小川屋

 楽天トラベル(山本考伸社長)が、旅館ホテルの朝食にスポットを当て今春から展開していた「朝ごはんフェスティバル2013」。全国約800の宿泊施設の中から、岐阜県下呂温泉・和みの畳風呂物語の宿 小川屋が日本一の朝ごはんに輝いた。

 朝ごはんフェスティバルは今年で2回目の開催。約200万人の楽天トラベル利用者によるウェブ投票で上位を獲得した13エリアの代表が西日本と東日本地区それぞれ9施設に分かれ予選を行った。9月3日には東京都内で、予選を勝ち上がった上位6施設が「頂上決戦」と題し競った。

 審査は▽味覚(味、食べやすさ)▽表現力(美しさ、色合い、バランス)▽独創性▽朝ごはんらしさ(栄養バランス)の項目で、全日本調理師協会名誉会長の神田川俊郎さん、タニタ・社員食堂担当の荻野菜々子さん、フードコラムニストの門上武司さんらが行った。

 頂上決戦で1位に輝いた小川屋は、湯葉と地野菜の7色しゃぶ、煮物や焼魚、下呂産トマトジュースを配した盛り付けの彩りが鮮やかでヘルシーな朝ごはん。審査員から「地元の素材をうまく生かしたおいしい朝ごはん。薄めの味付けも絶妙で素晴らしい逸品だった」(神田川さん)などの評価を得た。

 2位は、神戸市のホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドが獲得。オリジナルブレッドに淡路島産の有機野菜、播磨の金胡麻ドレッシングなど地域の食材を多数用いたメニューで「素材の良さはもちろんのこと、ドレッシングなどの調味料もバランスが良く、いくらでも食べられる」(荻野さん)と評価された。

 3位は、栃木県那須温泉のホテルエピナール那須。具だくさんの朝スープ、朝採れトマトなど「美しい盛り付けで視覚を楽しませてくれるのみならず、フレンチトーストの絶妙な食感が確かな美味しさを生んでいる」(門上さん)。

 このほか、神奈川県箱根湯本温泉の箱根 花紋、千葉県浦安市のヒルトン東京ベイ、大阪市のホテル阪急インターナショナルが審査員特別賞を受賞した。


情報提供:トラベルニュース社