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イタリア、ザッケローニ監督が観光応援-若年層強化の一環で

  • 2013年9月18日

(左から)ENITローマ本局長のアンドレア・バッビ氏、ザッケローニ監督、ENIT日本支局長のストラーノ氏 イタリア政府観光局(ENIT)が9月11日に開催したワークショップと高速列車「イタロ」の発表会で、サッカー日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が「イタリア観光サポーター」として登場した。7月1日付けでENIT日本支局長に就任したリッカルド・ストラーノ氏は、従来の主要顧客層であるシニア層に加えて若年層の取り込みに意欲的で、今回のザッケローニ氏の参加もこの取り組みの一環だ。

 ザッケローニ氏は、エミリア・ロマーニャ州の出身だが、実家は同地で宿泊施設などを営んでいるといい、海や丘陵と多様な景観が楽しめるほか、食べ物もおいしいとアピール。海岸は夏の時期には若者が集まり、ディスコなども賑わうという。エミリア・ロマーニャ州以外でも、サッカー監督としてイタリアの北から南まで各地で仕事をしたが、「どの街も大変多様性があり、特徴に富んでいる」と語った。

 また、サッカーファンに対しても、長友佑都選手らが活躍するイタリアに観戦に出かけてほしいとコメント。その上で、「1月からはもしかするともう1人、有名な選手がイタリアでプレーするかもしれない」と会場を沸かせた。

 なお、ENIT日本支局長のストラーノ氏は、サッカー以外でもサイクリングやダイビング、ハイキングなどのスポーツツーリズム、アグリツーリズムなどによる誘客も進めたい考え。また、音楽やウェルネスをテーマとしたプロモーション、MICE、さらに2015年のミラノ国際博覧会の取り組みも強化していく方針だ。