全日空、ミャンマーの新興航空会社に投資、株49%取得

  • 2013年8月27日

 全日空(NH)はこのほど、ミャンマーの民間航空会社であるアジアン・ウィングス・エアウェイズ(YJ)と資本提携に関して基本合意した。YJは2011年1月に事業を開始した航空会社で、現在は国内線のみを展開しているが今年10月には国際線の就航を予定し、2018年にはエアバスA320型機10機体制をめざしているという。

 NHはYJの株式の49%を約25億円で取得し、YJに対して運航や整備の安全性、定時性の強化、サービス品質の向上などについて業務支援をおこなう。これにより国内線、国際線ともにミャンマーの他の航空会社と差別化し、早期のYJの事業拡大を進める。

 資本提携はミャンマー政府からの許認可取得とYJとYJ株主との間の最終契約締結を条件とする。海外の航空会社がミャンマーの民間航空会社に投資するのはこれが初めてという。

 なお、NHは2012年10月、NHとして12年ぶりにヤンゴンへの直行便を復活。現在は全席ビジネスクラス仕様のボーイングB737-700ER型機で週3便を運航しているが、今年9月30日から2クラス仕様のB767-300ER型機によるデイリー運航を計画している。