スターフライヤー、8月グアムにチャーター12本、売れ行き好調

  • 2013年7月23日

7G・A320型機(Airbus Photo gallery) スターフライヤー(7G)は8月、北九州/グアム間で12往復のチャーターを運航する。同社が米国内に就航するのはこれが初めて。全席を旅行会社がパッケージ化しており、7G代表取締役常務執行役員営業本部長の高橋信氏によると、家族客を中心に「非常に好調」な売れ行きだ。

 チャーターは、エイチ・アイ・エス(HIS)、JTB九州、日本旅行、近畿日本ツーリスト九州、西鉄旅行、読売旅行が商品化。いずれも小倉か北九州の拠点で扱っており、商圏は国内線と同様、北九州や下関エリアの取り込みが進んでいると見られる。

 7Gでは、9月以降についてもグアムチャーターの可能性を検討しており、市場の反応や収益などを考慮して「できるかぎり長続きさせたい」という。ただし、現時点で9月と10月の連休についての計画はなく、高橋氏は「次のターゲットは年末年始」とした。


▽北九州/釜山線が就航1年、次の国際線は検討継続

 7Gでは昨年7月に初の国際線となる北九州/釜山線の運航を1日2便で開始しており、このほど1周年を迎えた。領土問題の影響は受けたものの「3月以降良くなってきている」といい、徐々に市場に浸透してきたとの分析。今後は収益増に向けてさらに取り組みを進めていく考えだ。

 一方、国際線の2路線目の選定については、「福岡や羽田からグアム、中国、韓国などを考えていた」ものの、領土問題や運賃水準の低さから「計画を練り直している」ところ。羽田/グアム間のチャーターなどを含めて「いろいろと検討している」という。


▽7G、北九州/グアム間チャーター運航スケジュール
7G9650便 KKJ 19時45分発/GUM 00時30分着※翌日
7G9651便 GUM 02時30分発/KKJ 05時30分着
(設定日は8月1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23日)