ドレスデン、日本人宿泊数の増加めざす-音楽フックにアピール

  • 2013年6月30日

(右から)ドレスデン観光局報道官のクリストフ・ミュンヒ氏、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団インテンダントのアンゼルム・ローゼ氏、ドイツ観光局アジア・オーストラリア地区統括局長のペーター・ブルーメンシュテンゲル氏  ドイツのドレスデン観光局はこのほど、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の来日を記念し旅行関係者やメディア向けにイベントを開催した。

 イベントではドレスデン観光局報道官のクリストフ・ミュンヒ氏が音楽や芸術をフックにドレスデンの魅力をアピール。ドレスデンは音楽家のリヒャルト・ワーグナーが長期滞在した都市として有名で、ワーグナーの住処や最初の妻の墓、博物館などゆかりの地が数多く存在する。2013年はワーグナーの生誕200周年であり、展示会やコンサートなどのイベントを実施。また、2013年にドレスデン郊外のグラウパに新ワーグナー博物館がオープンしたという。

 同氏によると、ドレスデンはゲーテ街道の都市であり、フランクフルトをはじめドイツ各都市や、ウィーン、プラハなどと組み合わせたツアーが造成されている。ただし、ドレスデンで昼食を取り、そのまま移動するなど宿泊せずに通過するケースが散見されるという。ミュンヒ氏は音楽コンサートは夜開催のものが多いので、「ドレスデンに宿泊して楽しんでほしい」と呼びかけた。

 また、2014年は音楽家のリヒャルト・シュトラウス生誕150周年であり、「ダンス&パッション」をキーワードにさまざまなコンサートや展覧会、イベントを開催する。ミュンヒ氏は、昨年世界遺産に立候補した、コンテンポラリーダンスで有名な田園都市ヘレラウや、今年3月にリニューアルしたアルテ・マイスター絵画館で開催予定の展示会などを紹介し、この機会に訪れて欲しいとした。