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HISのチャーター会社、7月に成田・関空/タイ線へ-GSA設置、他社営業も

  • 2013年6月12日

▽HIS以外の旅行会社へ営業、GSA設置も

AAA代表取締役社長のボビー・A・ハック氏 今回のチャーターはHISと契約して就航するものだが、ハック氏は「AAAはHISだけの航空会社ではない。HISはもちろん他社も希望があれば、営業してどんどん契約を結んでいきたい」とし、他の旅行会社への営業活動も積極的におこなっていく方針を示した。

 平林氏も、地方にいくほど閑散期と繁忙期の需要の差が激しくなるとし、地元の旅行会社などと共にチャーターを実施し、地方空港発の需要も高めていきたいと述べた。

 AAAでは日本地区総販売代理店(GSA)として、HISが出資しているエージーティを指名。GSA体制にすることで、HIS以外の旅行会社とのビジネスの円滑化をはかる。

12月4日の設立当初は「アジア・パシフィック・エアラインズ」だったが、東南アジアだけでなく欧州方面の就航をめざすことから「アジア・アトランティック・エアラインズ」と社名を変更している 7月のチャーターについても、他の旅行会社に対し営業活動を進めていく。さらに、個札販売も実施。割合は全体の30%から40%程度を見込んでいるが、用機者の数次第で比率を減らしていくとした。

 また、ハック氏は日本発だけでなく、タイ発の需要の取り込みもはかる考えだ。当初はタイと日本の割合は2対8から3対7となる見込みで、タイ発として約80席を用意し、販売していく予定。

 ただし、今夏からタイの訪日観光客向けビザが免除されることから、ハック氏はタイ発の需要は今後ますます高まるとし、「一刻も早く(比率を)5対5にしたい」と意欲を語った。すでにタイ現地の旅行会社に営業を開始しており、大手1社が旅行商品の販売を開始。あと2社ほどと契約を結びたいという。

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