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アクセスランキング、1位はJTBとドコモ、ミャンマー進出も

[総評] 今週は、ジェイティービー(JTB)とエヌ・ティ・ティ・ドコモによる提携基本合意の記事が1位になりました。一般紙に出た後にも関わらずGoogleニュースで取り上げられたようで、多くのアクセスが集まりました。

 ドコモというと最近は劣勢を伝えるニュースが目立っていますが、そうはいっても4月現在の累計携帯電話契約数は6154万件で、2位のauの3792万件とは大きな開きがあります(契約数はいずれも電気通信事業者協会サイトより)。 

 記事の中でJTB代表取締役社長の田川博己氏がコメントされているように、旅行会社が単独で構築できるものではありませんし、「(旅行サービスを)総合的に展開する場所」としてドコモ側の思惑とも合致したのでしょう。

 モバイル分野の可能性については、4位のエクスペディア・アフィリエイト・ネットワークのインタビューでも触れられており、技術担当の最高責任者ということで通常のトラベルビジョンのインタビューとは雰囲気が異なって内容も興味深く読んでいただけるのではないかと思います。

 また、新しい「場所」を探すという意味では、8位にもJTBがミャンマーで合弁会社を設立するという記事がランクインしました。ミャンマーは私がトラベルビジョンに入社してから2回目の出張で訪問した国として大変印象が強く、陰ながら応援し続けてきましたので、昨今の改革路線とそれに伴う注目度の上昇は大変嬉しいところです。

 もちろん、よく聞かれるようにビジネス需要を中心とした需要の急増でホテルが不足し、宿泊費の高騰などにつながっていたり、直行便も全日空(NH)のB737型機のみとレジャーで訪れやすい状況とはいえません。しかし、アクセス面ではミャンマー国際航空(8M)が日本への定期便開設をめざしていますし、ホテルも今後建設ラッシュとなっていくのでしょう。

 一つ気になるのは、個人的にミャンマーで一番魅力的に感じた現地の人々の素朴な人柄の良さが、経済や観光の発展によってどのような影響を受けるかです。しかし、影響はないかもしれませんし、あったとしても「あなた方の魅力はその素朴さだから経済発展はできれば避けて」などという暴論は馬鹿げたエゴ以外のなにものでもありません。

 ただ、外界との接触が少ない環境には独自の特徴が備わることも事実でしょう。その意味では、今だからこそ体験できるミャンマーがあるといって良いと思いますし、私もできれば近いうちにもう一度現地を訪れたいと願っています。(松本)


▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2013年6月第1週:6月2日0時~6月7日19時)
第1位
JTBとドコモが提携で基本合意、下期から旅行サービス提供へ(13/06/02)

第2位
エミレーツ、羽田/ドバイ線初便は満席-ドバイ以遠需要に期待(13/06/04)

第3位
JTB、12年度は増収増益-13年度は投資強化、DMCやグローバル重視(13/06/02)

第4位
インタビュー:エクスペディア・アフィリエイト・ネットワーク(2)(13/06/04)

第5位
ジェットスター・ジャパン、鹿児島に就航-初便搭乗率は最大92%(13/06/02)

第6位
チェジュ航空、成田線は搭乗率85%めざす-他社との提携も検討(13/06/05)

第7位
訪日ツアオペ認証、第1期は23社-2期は20社見込む(13/06/03)

第8位
JTB、ミャンマーに合弁会社、交通サービスと着地型取り組みへ(13/06/05)

第9位
OTOA、業者間の公正な取引訴え-会員の「勇気ある行動」を(13/06/06)

第10位
日本航空、国際線で「AIRくまモン」-国内線機内食も充実(13/06/04)