全日空、B787型機で臨時便運航へ、5月末に国内線5便

  • 2013年5月23日

 全日空(NH)は5月末、ボーイングB787型機を使用して臨時便を5便運航する。当初は6月からの運航再開を予定していたが、4月22日から進めてきた改修作業が保有する17機についてすでに完了し、確認飛行と慣熟飛行が合わせて170便以上となるなど準備が順調に進んできたため、当局の認可を前提として前倒しすることを決めた。5月23日に臨時便の予約受付を開始している。

 臨時便は国内線で、5月26日に2便、27日、30日、31日にそれぞれ1便、いずれも羽田/札幌間に設定する。定期便で空席待ちが発生し、旅客需要が見込めるという。

 なお、6月以降の予約状況についてNH代表取締役社長の篠辺修氏は5月23日の定例会見で、「(運航再開の決定による)キャンセルはほとんどない。お客様には冷静に受け止めていただいている」と説明。NH取締役執行役員の福田哲郎氏によると、6月の国内線の予約状況は全体で前年比8%増で推移しており、このうちB787型機については9%増と平均を上回っているという。