全日空の国際線概況、中国が引き続き苦戦も欧米は好調
全日空(NH)取締役執行役員の福田哲郎氏は5月23日の定例会見で国際線の利用状況について説明し、中国路線が尖閣問題などの影響で苦戦する一方、欧米路線は好調に推移していると語った。4月は座席供給量を前年比1.4%減としたのに対し旅客数は10.7%減で利用率は4.3ポイント減の66.8%。中国線では旅客数が21%減となっているという。ただし、「業務渡航は引き続き前年を超える水準」で、主にレジャー需要が足を引っ張っている状況。中国からの訪日需要については、上海など一部の都市で緩やかな回復基調が出ているとい...