IATA、決済銀行をシティバンクに-旅行会社別に入金口座
国際航空運送協会(IATA)は6月、BSP Japanの決済銀行をみずほ銀行からシティバンク銀行に変更する。従来は全代理店共通で口座番号を設定し振込依頼人名で入金状況を管理していたが、代理店ごとに口座番号を用意し管理を効率化する。6月第1ピリオド分からが対象のため、実際の入金は6月14日からとなる。
IATA日本事務所代表の中沢祥行氏によると、今回の変更のポイントは代理店ごとの口座番号の設定で、それ以外は精算回数や入金日などの各種ルールに変化はない。代理店側にとっては、振込先変更の手間がかかるのみで入金金額に誤りがあったような場合に、IATA側が迅速に対応可能となるメリットがあるという。
新しい振込先は4月末までにBSPlinkで通知文書を配信。5月以降に認可を受ける新規代理店については、ヘッドオフィスの認可レターに口座番号を明記する。また、IATAでは周知と理解促進のため、5月17日に大阪、5月28日に東京で説明会の開催も予定している。
なお、IATAでは航空貨物での決済銀行としてシティバンクを10年以上利用している。また、取引先に仮想的な口座番号を付与し、口座ごとに入金を管理する仕組みはすでに一部のホールセラーでも使用されているところだ。