B787バッテリー改善が承認、運航再開に向け作業開始
日本航空(JL)と全日空(NH)は、ボーイングが現地時間4月19日に米連邦航空局(FAA)からB787型機のバッテリーシステムの改善計画について承認を得たことを受け、保有する同型機の改修に着手した。
計画は、バッテリーに発熱などの不具合が発生した際にも、機体に影響を与えず旅客が知覚することもないよう隔離することなどを盛り込んだもの。今後、改修を終えた機材は、米国内についてはFAAが、それ以外については各地の航空当局が運航再開を認めることになり、日本では国土交通省航空局が判断する。
JLとNHでは5月31日までB787型機の運航停止を決めており、6月以降については未定の状況。運航再開の時期については、2社ともに航空局の認可が降りていない段階ではコメントできないとしたものの、認可状況と改修作業の進捗状況を見ながら検討していく方針を示した。