円安で海外旅行の費用削減、旅行経験者ほど多い傾向-JTB総研調査

  • 2013年4月11日

消費増税の影響少なく、「節約したくないもの」旅行上位に

 2014年4月に実施予定の消費税引き上げに関して、消費増税後への生活の影響を訊ねたところ、「引き上げ後の生活が心配」について「とてもそう思う」「まあそう思う」と答えた回答者は計49.3%と半数を占める一方、「さほどの違いはない」も計42.7%となった。JTB総研では「不安ながらもさほどの影響はないだろうと見ている人が多い」としている。また、「趣味や旅行など、必要性の低い消費を少し削らなければならないと思う」は45.5%だった。

 具体的に節約したいものやできれば節約したくないものについての質問では、節約したいものとして「光熱費」(72.9%)、「外食代」(58.9%)、「ガソリン代」(54.4%)が上位を占め、節約したくないものは「国内旅行」(41.9%)、「日常の食料品・食費」(31.5%)、「海外旅行(31.4%)」となり、海外、国内旅行とも上位3位に入る結果となった。

 また、消費増税前に購入、利用したいものを聞いたところ、「特に無い」が50.8%でトップ、次いで「国内旅行」(16.4%)、「パソコン」(11.3%)、「冷蔵庫、洗濯機、掃除機など一般の家電製品」(11.0%)、「海外旅行」(10.5%)と続いた。購入時期については、国内旅行は「今年の6月までに購入」(44.4%)、海外旅行は「今年の7月から11月に購入」(42.4%)が最も多い結果となった。

 なお、調査はインターネットによるもので、首都圏、中京圏、関西圏在住の男女で、2010年1月1日以降に観光目的で海外旅行をしたことのある630名、海外旅行はしていないが国内宿泊旅行をしたことのある630名、計1260名を対象に実施。調査時期は2013年3月15日から18日まで。