観光庁、VJ事業10周年でコンテンツ刷新-「日本人」切り口に
観光庁は、4月にビジット・ジャパン事業が10周年を迎えるのを機に、海外プロモーションの新展開をはかる。これは、2012年8月から開催している「『普遍的な日本の魅力』の再構築・発信に関する検討会」に基づくもの。観光庁では検討会でまとめられた「訪日観光の3つの価値」である「日本人の気質」「日本人の作品」「日本人の生活」を踏まえ、ピーアール映像、ウェブサイト、ガイドブックを一新した。
メインのピーアール映像は17言語で展開。「DISCOVER the SPIRIT of JAPAN」をテーマに、「阿波踊り」を扉にして楽しく情熱的な「日本人」を紹介する。また、新設したウェブサイトでは、メイン、テーマ別、観光地・観光資源別など合計160本以上の動画を準備し、今後増加が期待できる個人旅行者向けに「知られざる日本」をアピールする。
映像は原則としてダウンロードフリーとし、観光庁以外での日本映像の制作や流通をねらうほか、クリエイターのオンライン・コミュニティサイトを運営するフランスのeYeka社と提携して、外国人クリエイターなどによる日本映像制作コンテストも開催する。