AC、成田/カルガリー線デイリー化をアピール-ケベック州とイベント共催
エア・カナダ(AC)とケベック州政府観光局は3月13日、ケベック州で設立されたエンターテイメント集団「シルク・エロワーズ」の日本公演に合わせて「エア・カナダ・ケベック・メディア・クラブ」を開催した。挨拶に立ったAC日本地区旅客営業マーケティング本部長のワイス貴代氏は「夏スケジュール(2013年5月1日)から成田/カルガリー線がデイリー運航になり、成田/バンクーバー、成田/トロントの3路線で毎日運航することになる」と路線網拡大をアピールした。
ワイス氏はカルガリー線について「レジャー客の需要が拡大しているほか、アルバータ州へのエネルギー関係のビジネス客も増えている」と増便の背景を説明。また、週3便で運航した今冬スケジュールの需要については、「オーロラ人気もあり、順調に推移した」と話し、通年運航を継続していく考えを示した。
このほか、オーロラ観賞に向かう日本人旅行者の利用が多いカルガリー/イエローナイフ線では、今年の夏から機材を大型化。これまでのボンバルディアCRJ200(約50席)からQ400(約70席)にする。ワイス氏は「イエローナイフ空港の滑走路や市場傾向から大型の機材を運航することは難しいが、Q400の導入で供給座席数は増えることになる」と説明。ACではオーロラシーズンがピークとなる冬期も同路線でQ400の運航を継続していく計画だ。
また、ケベック州政府観光局は、ケベック州の観光素材として、モントリオールやケベック・シティを中心とした都市観光、変化に富んだ自然、豊かな食文化、ジャズフェスティバルや国際映画祭などのイベントをアピール。同局局長の岩渕誠一氏は、シルク・エロワーズのエンターテイメントショー「iD(アイディー)」に触れ、「ケベック生まれのショーを楽しんでもらい、ケベックの文化に触れてもらいたい」と挨拶した。
なお、シルク・エロワーズはシルク・ドゥ・ソレイユ公認のスーパーサーカス団。全国4都市で3月31日まで公演をおこなっている。