エアアジアX、12年旅客数は2.2%増-ロードファクターは過去最高の84%
エアアジアX(D7)によると、2012年通年の輸送実績で、旅客数は前年比2.2%増の258万人となった。同社は12年前半の路線統合や10月のテヘラン線の廃止を実施したこともあり、座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は3.8%減、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は8.0%減となった。
その一方、ロードファクターは3.7ポイント増の84%と過去最高を記録。2011年と比べて成熟した路線が多くなり、需要が安定したことがロードファクターの向上につながったとの考えだ。特に日本路線とオーストラリア路線が好調だったという。
同社は2013年にエアバスA330-300型機材の新規導入を計画しており、今後新規路線の開設や既存路線の増便などを実施する予定。業績については前向きな見通しを立てているとした。
なお、12年第4四半期では、旅客数は40.5%増の67万人、ロードファクターは1.1ポイント増の83%となっている。