プリンセス・クルーズ、市場の拡大はかり旅行会社との協力強化
航空会社や鉄道との連携も、商品の多様化はかり
また、バクルー氏はパートナーとして、交通機関との連携についても言及。「鉄道などの交通機関と結びつければいろいろなチャンスが生まれる」とし、旅行会社に商品造成の多様化を呼びかけた。木島氏も、北海道のクルーズは特にフライ&クルーズが中心となっており、「旅行会社が航空会社と相談して席を確保してくれている」と説明。さらに、「北斗星などの列車とクルーズの組み合わせも旅行会社の方で十分できるのでは」とレイル&クルーズの可能性についても提案した。
さらに、スワーツ氏も航空会社各社と話し合い、フライ&クルーズのオプショナル商品を検討しているとコメント。特にインバウンドについてはクルーズの前後のホテルへの宿泊を希望するケースもあり、そうした需要に応えることを検討しているという。
プリンセス・クルーズによると、13年クルーズでは外国人旅行者の予約も入っており、日本発着クルーズが定着していけば、今後中国人などの海外からの乗客がさらに拡大していくとの考え。ただし、スワーツ氏「まず現段階では日本人のお客様をメインターゲットとしてやっていきたい」とし、日本を重視する姿勢を改めて示した。