森観光トラスト（東京都品川区）は会社設立40周年を迎えた2月7日、国際的なホテルグループ、マリオット・インターナショナルとパートナーシップ契約を結び、今年12月にホテルラフォーレ東京を東京マリオットホテルとしてリニューアルオープンさせると発表した。また、同日から社名を「森トラスト・ホテルズ＆リゾーツ」に変更した。

　東京マリオットホテルは客室数250室。エグゼクティブフロア、大中小宴会場、レストラン、チャペルなどのウェディング関連施設を設ける。

　国内12カ所の「ラフォーレ　ホテルズ＆リゾーツ」運営や、外資系ホテルの誘致や業務提携事業などホテル事業を強化するなかで、社名変更により事業内容と社名を一致させたうえで、この分野での一層の事業拡大を目指す。

　同社が運営する日本初の法人会員制クラブ「ラフォーレ倶楽部」には現在3万社・1千万人が会員契約。箱根・強羅、伊豆・修善寺、伊東、山中湖、中軽井沢、琵琶湖など国内12のラフォーレ　ホテルズ＆リゾートを、主にラフォーレ倶楽部の会員利用に提供しているが、最近は会員外の利用促進にも取り組んでいる。

　また、リーガロイヤルホテルや万平ホテルとの提携、コンラッド東京やジャングリ・ラ・ホテル東京の誘致など、さまざまなステージでのホテル展開に取り組んでいる。

　会員サービスおよび会員外への認知度アップを図るため、施設のイノベーションにも力を入れている。2012年はラフォーレ修善寺に露天風呂付き客室を新設したほか、13年度はラフォーレ伊東の大幅改装、ラフォーレ強羅の全館改装、14年には東京と京都に新規ホテルの開業を予定している。

情報提供：トラベルニュース社