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スターウッド、13年は新興市場で多数開業、ラグジュアリー強化

  • 2013年1月29日

 スターウッドホテル&リゾートワールドワイドは、2012年に引き続き、2013年も新規開業や新規ホテル契約の増加をめざす。今年はスターウッド新規ホテルのうち、約3分の2が振興の急成長市場で開業する予定で、まずはタジキスタンにホテルをオープン。その後、ペルーやブラジル、メキシコ、パナマ、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、バングラデシュ、ハンガリー、トルコ、サウジアラビアで開業する予定。持続的な成長市場と位置づけている中国やインドにも開業する計画だという。

 さらに、ブラジル、ロシア、サハラ以南のアフリカ諸国についても、開発を継続するためのパートナー企業を探していく。また、アジアについては引き続き同社にとって優先すべき市場であるとした。

 また、13年はラグジュアリーホテル事業の強化をめざす。ラグジュアリーブランドでは、セントレジスで「ザ・セントレジス・アブダビ」を開業。また、ヴェニスの「グリッティ・パレス」とパリの「プリンス・ド・ガル」では、数百万ドルの大規模改修を終えてリニューアルオープンをする。さらに、中国やタイ、ペルーで新ホテルを開業予定のほか、Wホテルブランドでは、中国本土初の「W 広州」、スイス初のWアルペンスキーリゾート「W ベルビア」をオープンする。

 さらに、シェラトンやウエスティンなどの高級ブランドでは、シェラトンで13年に過去最高の開業数である約20軒をオープン、2015年に500番目の開業をめざす。また、ウェスティンは今年200番目のホテルを開業予定だ。

 このほか、中級ブランド層では、フォーポイントで175番目のホテルを開業。アロフトでは今年傘下ホテルを約3割拡大し、中国、北米、インドでホテルを開業するほか、パナマ、マレーシア、トルコに進出。エレメントでは、今夏に米国以外の初のホテルとしてカナダに開業するほか、14年にはヨーロッパに進出する予定だ。