OHEA、13年は旅行会社との関係強化-会員サポートでリスクマネジメントも

  • 2013年1月10日

毎年恒例の鏡割り。(左から)OTOA会長の大畑貴彦氏、OHEA会長の矢島隆彦氏、ANTOR-Japan会長のダミアン・ドーム氏  海外ホテル協会(OHEA)は1月9日に新春交歓会を開催した。OHEA会長で日本スターウッド・ホテルグローバルセールス本部長日本・韓国地区統括の矢島隆彦氏は業界誌の取材に応え、「今年は初心に立ち返り、OHEAとして旅行業界や会員の活動に貢献していきたい」と意欲を示した。

 OHEAの2012年度(2012年7月~2013年6月)のスローガンは「Support & Contribution」。矢島氏はスローガンに基づき、旅行会社との関係を強化するとともに、業界の発展に貢献できるようOHEAとして会員の意見を取りまとめ、業界に発信していきたいと述べた。また、会員各社に対し、天災や政情不安などに対するリスクマネジメントの強化をサポートしていく方針を示した。

 旅行会社との関係については、デスティネーションによりバランスの変更はあるとしながらも「我々の販売チャンネルは直販と旅行会社経由の2本で、それらが重要である点は一切変わらない」と、パートナーシップの継続を強調。「今後旅行会社とホテルとの契約において、スムーズに予約、販売できるような仕組みづくりをしていきたい」とし、JATAとの緊密な関係を保ちながら情報交換を進めていきたい考えだ。

 また、リスクマネジメントの強化については、2月に実施する定例会でJTB総合研究所から講師を招き、リスクマネジメントに関するセミナーを実施。会員各社内での情報共有と意識の強化をはかっていく。