日本航空、国際線機内食を刷新、欧米・豪・東南アジア路線で
日本航空(JL)は1月9日、成田発の欧米、オーストラリア、東南アジア路線で新機内食の提供を開始した。2012年9月に発表したもので、「空の上のレストラン」をコンセプトとしてファーストからエコノミーまで全クラスで新メニューを提供する。
ファーストとビジネスでは、「スカイオーベルジュ BEDD」とし、「日本料理 龍吟」の山本征治シェフ、「エディション・コウジ シモムラ」の下村浩司シェフ、料理プロデューサーの狐野扶実子さん、「山田チカラ」の山田チカラシェフを起用。
例えばファーストクラスの下村シェフの冬メニューでは、肉料理で最高級の黒毛和牛をグリルし、ゆず風味にマリネしたビーツと塩水に浸したラディッシュを添えて供する。魚料理ではスパイスを用いてローストしたオマール海老を用意した。
また、山田シェフによるビジネスクラス冬メニューの肉料理では、ハンバーグに温泉卵とフレッシュトリュフを載せた「トリュフハンバーグ 山田チカラ・スタイル」を提供。トリュフは香りを逃さないよう、サービスの直前まで真空パックで保管するという。
一方、プレミアムエコノミーとエコノミーでは、「空の上のレストラン『JALキッチン ギャラリー』」として、全国の旬の食材を取り入れたご当地メニューや、たいめいけん、吉野家、モスバーガーなどとのコラボレーションによる「AIRシリーズ」を提供。
また、欧米線とオーストラリア線では1食目のトレーを従来より1.5倍大きくし、さらに2013年春にはJLのコーポレートカラーである赤色をあしらった新デザインの食器を導入する予定だ。
なお、ファーストとビジネスは、対象路線ごとにメニューの監修者が分かれる。また、羽田発の路線は運航時間から朝食の提供となるため対象外となる。