山梨県、観光誘客へ注力 笹子トンネル事故受け「おもてなし」や迂回路情報提供

 山梨県・やまなし観光推進機構は12月2日に発生した中央自動車道笹子トンネル天井板落下事故を受けて、年末年始の観光誘客への影響を抑えようと力を入れている。道路交通状況の情報提供を行うほか、旅行会社に旅行商品の造成・販売を促すなど来県を呼びかけている。

 笹子トンネルは下り線を対面通行方式で年内にも仮復旧させ、上下車線を確保する見込みだが、上り線は復旧のめどが立っておらず、年末年始の県内観光への影響が危惧されるところ。

 山梨県への観光を控える観光客も増えつつある状況のなか、県内観光事業者らは「おもてなし」の強化で来県を呼びかけ。県ではホームページ内に「迂回路総合情報案内」ページを設けて、最新情報を提供することで県内観光の誘客を進めたい考えだ。

 現在迂回路は4ルート甲府と東京、埼玉間を想定。国道20号は渋滞が予想されるため、国道137号、139号を使うルートも推奨している。

 なお、富士山・富士五湖方面は事故の影響はなく、通常通り通行可能となっている。

 詳しくは山梨県ホームページ(http://www.pref.yamanashi.jp/ourokanri/sasago.html)へ。


情報提供:トラベルニュース社