エイビーロード・リサーチ・センターによると、エイビーロードにおける年末年始期間の海外パッケージツアーの問い合わせ件数は、前年比56％増で推移している。出発地別では東京が平均を上回り、方面別では欧米が2倍を超える伸び。旅行先としてはオアフ島の人気が最も高いという。

　出発地別では東京が61％増と高い伸びを示したほか、大阪が44％増、名古屋が23％増と好調に推移。その他も185％増となっている。出発地ごとのシェアは東京が70.4％と圧倒的で、大阪が20.5％、名古屋が6.9％、その他が2.2％。

　方面別では、アメリカが124％増、欧州が109％増と倍以上の伸びを示したほか、ハワイが69％増、ビーチリゾートが58％増、オセアニアが38％増、アフリカ・その他が32％増となった。尖閣・竹島問題もあってかアジアは17％増に留まっている。

　旅行先の人気で見ると、前々年2位、前年1位のソウルが上位10位から外れ、代わって前々年1位、前年2位のオアフ島がシェア9.4％で首位に返り咲いた。2位以下の旅行先とシェアは、グアムが6.6％、パリが6.1％、台北が5.7％などとなっている。

　一方、旅行先で問い合わせ件数の伸びが最も大きかったのはマドリードで、231.7％増。次いでニューヨークが207.6％増、グラナダが203.2％増などとなった。

　このほか、希望する平均日数は0.5日増の5.8日間。人気の高い日程は、前年が4日間であったのに対し6日間と長期化する傾向を示した。出発日は12月29日、帰国日は1月3日の人気が高いという。

　なお、調査対象は2012年12月23日から2013年1月7日までの期間が旅程に含まれるツアーについて、エイビーロード上で2012年7月1日から11月10日までにおこなわれた新規問い合わせの件数。前年は2011年12月13日から2012年1月9日までの期間を対象としている。