シンガポール航空、オーストラリア強化、TA・各州と連携で
シンガポール航空(SQ)はこのほど、オーストラリア内の観光当局と新規提携ないし提携関係の拡充をおこなった。7月から10月にかけてニューサウスウェールズ、南オーストラリアの州政府観光局と新たに協定を締結したほか、オーストラリア政府観光局(TA)及びクイーンズランド、ビクトリア、西オーストラリアの各州政府観光局とは既存の提携関係を深化し、ターゲット市場を追加したという。
SQによると、各観光局との協定は2年間から4年間を対象とし、今会計年度では500万豪ドル超の予算を計上しているという。主要ターゲットは日本のほか、インドやインドネシア、シンガポールなどアジアと、イギリス、ドイツなど欧州の諸国。SQと観光局は、各国で広告展開や旅行会社、メディア向けのFAMツアーなどを共同で実施する計画だ。
なお、SQとSQ子会社のシルクエアー(MI)は現在オーストラリアのアデレード、ブリスベン、メルボルン、パース、シドニー、ダーウィンに週112便を運航しているほか、ヴァージン・オーストラリア航空(DJ)の全便もコードシェアしており、これにより32都市に乗り入れている。
座席供給量の増加も続けており、最近ではアデレード線を週7便から週10便としたほか、パース線も1日3便から1日4便に増便。また、メルボルン線は1日3便のうちエアバスA380型機の運航便を1便から2便に増加し、シドニー線でもA380型機を1日4便中2便運航している。