タイと航空協議開催へ-首都圏が焦点、羽田昼間枠など
日本とタイの航空当局間協議が11月20日から22日まで、バンコクで開催される。すでにタイとは2007年にアジア・ゲートウェイ構想に基づく首都圏空港以外の自由化に合意。2009年には羽田の深夜早朝枠でのバンコク線運航と成田の増便で合意しており、国土交通省航空局によると、今回はオープンスカイに向けた協議をする予定だ。首都圏の発着枠が焦点となり、羽田の昼間枠も俎上に上がる見込み。東南アジアの国では今年9月、シンガポールと羽田昼間時間帯について、国際線発着枠が6万回に増加する段階で双方とも1日2便ずつまでの運航可能と合意している。
現在、日本とタイの航空関係では、日本企業が成田、羽田、関空、那覇の4地点から旅客便を週49便、貨物便を週18便運航。タイ企業が成田、羽田、関空、中部、福岡、新千歳の6地点に旅客便を週67便、貨物便を週1便運航している。このほか、第三国企業として、デルタ航空(DL)とユナイテッド航空(UA)が運航している。