一休、上期最高益-手数料値上げも効果、予約が想定以上の伸び
一休の2013年3月期第2四半期業績(単体)(2012年4月1日~9月30日)は、営業収益が43.4%増の24億700万円、営業利益が162.3%増の8億800万円、経常利益が157.2%増の8億5100万円、純利益が416.9%増の5億2000万円となった。一休の上期業績としては、過去最高益を記録した。
主力の一休.comと一休.comビジネスの取扱施設数は2193軒(78軒増)、販売宿泊室数は約82万室(約6万室増)と増加。販売取扱高は13.3%増の192億6500万円に伸び、1室当たりの平均単価も4.7%増の2万3515円に増加した。さらに、昨年10月に実施した手数料率の値上げにより、手数料収入が39.6%増の19億9700万円と大幅に増加したことも、上期の好結果につながった。一休.comレストラン、贈る一休、一休マーケットなどを含めたサイト運営手数料収入は、43.0%増の23億3600万円になった。
さらに、下半期の予約状況も取扱高が想定以上に伸びているという。そのため、通期の業績予想を上方修正する。一休.comの販売宿泊室数は約160万室、販売取扱高は365億円とし、手数料収入は8.9%増の37億5900万円に増加すると予想。営業費用の増加を見込むものの、営業収益は前回予想より3億7000万円増の46億1200万円、営業利益は1億6300万円増の14億4000万円、経常利益は1億7900万円増の15億1000万円、純利益は1億1000万円増の9億2200万円とした。