「パンダ大使」3名募集、成都のパンダ繁殖研究基地

  • 2012年9月18日

 NPO成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地はこのほど、国際NGOワイルドエイドと共同で、ジャイアントパンダの保護活動の一環として「2012年パンダ大使プログラム」を開始した。ジャイアントパンダ保護に関する包括的な知識と認知度の向上を目的としたもので、パンダ愛好家3名を「パンバサダー(パンダ大使)」に任命。任命されたパンバサダーは1年間公式なパンバサダーとして活動する。

 2010年のキャンペーンでは、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地でのパンダの飼育やリハビリをテーマとしていたが、今回は「パンダクエスト―次期成都パンバサダーになろう」というテーマを新しく掲げ、パンダを自然界に戻すことに焦点を当てる。

 プログラムの選考過程では、応募者のパンダに関する知識、保護メッセージを周囲に伝える能力、自然の生息地保護に対する配慮を審査。最終審査の対象者16名は成都市に招待し、最終的に3名を選出。3名のパンバサダーは、2013年に世界11ヶ国で飼育されているパンダを訪問する「世界パンダ保護ツアー」に参加する。