サンディエゴ、JLの直行便開設に期待-ミッション団来日
サンディエゴ観光局と日本航空(JL)、日本旅行業協会(JATA)は9月7日、12月の成田/サンディエゴ線開設に合わせ、東京都内で観光セミナーを開催した。合わせて来日したミッション団の代表者、グランド・デル・マー・ホテル社長のトーマス・ボス氏は「サンディエゴ線の開設で年間13万人の輸送キャパシティが実現する。これを機にサンディエゴでは、日本人向けサービスがますます充実するだろう」と期待を示した。
サンディエゴ観光局日本代表の上野浩氏も「今セミナーでサンディエゴの魅力を知っていただき、どしどしツアー商品をつくっていただきたい」と参加者に呼びかけた。2011年のサンディエゴへの日本人訪問者数は約7万4000人。約13万人のキャパシティを持つJL直行便の開設を前に、ホールセラーによる商品開発に期待を寄せ、来日を果たしたという。
セミナーではボス氏がサンディエゴのメリットとして「サンディエゴ国際空港でのCIQは、満席のB787でも20分程度で検査が終了する。空港は市内中央に位置するため、どこに行くのも大変便利」と利便性をアピール。市内の気候も年間を通じて温暖で雨も少なく、治安も良いという。
さらに、サンディエゴ国際空港航空業務開発部長のハンプトン・ブラウン氏は「昨年11月に英国との直行便を開設したが、その後は英国だけではなく、ドイツをはじめEU各国からの旅行者が増えた」とし、「JL成田線の開設によって、日本はもちろん背後に広がるアジア各国の旅行者が増加することにも期待したい」との考えを述べた。