エジプトの渡航情報が引き下げ-JTB、日本旅行が催行再開へ

  • 2012年9月9日

 外務省は9月4日、エジプトの危険情報を一部を除く全土で「十分注意してください」に引き下げた。すでにシナイ半島の紅海とアカバ湾に面した沿岸地域とルクソール、アスワン、アブシンベルは引き下げられており、今回はカイロを含む地域も対象。多くの観光デスティネーションが「十分注意してください」となった。

 これを受け、ジェイティービー(JTB)はルックJTBなどグループ各社の募集型企画旅行について、9月4日付でエジプトを含むコースの催行を再開することを決定した。日本旅行も9月7日現在、ツアー再開に向けて準備をしている最中だという。

 これまで、エジプトへのツアーについては、旅行会社によって催行と催行中止に判断が分かれていた。例えば、阪急交通社やエイチ・アイ・エス(HIS)、クラブツーリズム、近畿日本ツーリスト(KNT)などはすでにツアー催行を再開しており、今後はさらにエジプトへの旅行拡大が期待できる。

 なお、上記以外のエジプトに対する渡航情報は、シナイ半島(スエズ湾、アカバ湾に面した沿岸地域を除く)は「渡航の延期をお勧めします」、シナイ半島(スエズ湾に面した沿岸地域)とリビア国境付近は「渡航の是非を検討してください」で、継続となっている。