フレンチ・コネクション開催、企画・販売に役立つ最新情報を提供
フランス観光開発機構(ATF)とコンコルドホテル&リゾート、ハーツレンタカー、レイルヨーロッパはこのほど、共同で「フレンチ・コネクション・フランスレジャーセミナー2012」を開催し、ツアー造成や販売に役立つフランスの最新情報を紹介した。
セミナーではまずATFプロモーション担当の高橋しのぶ氏が、パリの最新情報を紹介。ショッピング、グルメ、ロマンチックに分けて情報をアップデートしたほか、日本人向けの新しいプロダクトとして電動式自転車に乗ってパリを散策するツアーや、モンマルトルのグルメツアーを提案した。
また、来年のトピックとして、2013年の「欧州文化都市」に指定されているマルセイユや、来年4月から開催される「第2回ノルマンディー印象派フェステバル」などを紹介。今年新たに世界文化遺産に登録された「ノール・パ・ド・カレ鉱山盆地」、今年12月4日にリール近郊の町にオープンする「ルーブル美術館分館」なども新しい素材としてアピールするとともに、フランスらしさを最も体験できる素材として、フランス国内の美しい村に焦点を当てたプロモーションも強めていく考えを示した。
コンコルドホテル&リゾートについては、日本支社長・アジア地区ディレクターの大野惠子氏が、フランスで展開する13軒のホテルについて最新情報を提供した。このうち、日本人利用者の多いパリの6軒のなかには、リノベーションが完了あるいは進行しているところもあり、いずれもさらにデラックスなホテルに進化している。加えて、同ホテルのブッキングエンジンも紹介。ベストレートギャランティーで使いやすいシステムとして旅行会社での利用を勧めた。
ハーツレンタカーとレイルヨーロッパはそれぞれのサービス内容とサポート体制を紹介。ハーツレンタカー・セールスマネジャーの小坂譲氏は「電話での手配でもGDSでの予約でも、コミッションは発生する」と話し、レンタカー販売のメリットを強調。また、レイルヨーロッパ・ジャパン在日代表の加々美恵理氏は、さまざまなパスを賢く利用することを提案する一方、「旅行会社の人たちにもADを利用して、鉄道の旅の楽しさを実際に体験して、販売に役立ててほしい」と呼びかけた。