JATA旅博、業界日にメディアミーティング-来年は旅博規模拡大も検討
日本旅行業協会(JATA)はJATA国際観光フォーラム・旅博2012の業界日にあたる9月20日、メディアミーティングを開催する。これは、国内、海外のサプライヤーなど出展者に対し、メディアとの情報交換、取材やタイアップ交渉、商談の場を提供するもの。JATAによると、昨年は71社173名のメディア関係者が参加しており、今年はメディア800社に招待状を送付した。このうち旅行関係メディアは約200社で、そのなかから60社程度の参加を見込む。
JATA国際観光フォーラム・旅博推進室統括プロデューサーの榊原史博氏は8月22日の会見で、「(サプライヤーなどの)セラーや商品提供者は是非利用し、自社の商品の販促に活用してはどうか」とメディアミーティングへの積極的な参加を呼びかけた。ミーティングはフリーアポイントメント制で、会場ではメディアが商談スペースで待機し、出展者が希望のメディアのスペースまで来場する。
また、会見では来年のJATA旅博に関する計画も言及。JATAによると、JATA旅博2012の出展申込数は8月22日現在、902コマとなっており、主催者負担分を加えると1000コマを超えている。こうした状況から、榊原氏は「フォーマットを変えないと会場に収まりきれない」と述べ、来年の開催について、会場の拡大や日程の延長を視野に入れ、準備委員会で検討を進めていく方針を示した。来年の実施時期やテーマの早期発表をめざしており、今年のJATA旅博終了後をめどに発表し、出展者の早期取り込みをはかりたい考えだ。