全日空、上半期の国際線旅客数は24.1%増、北米線好調

  • 2012年8月23日

 全日空(NH)の2012年上半期(2012年1月1日~6月30日)の輸送実績で、国際線旅客数は前年比24.1%増の314万7043人となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を9.2%増と拡大したが、旅客需要を表す有償旅客キロ(RPK)が23.2%増と大きく伸び、利用率を表すロードファクターも8.6ポイント増の75.7%となった。

 2010年比で比較しても、旅客数は44.7%増、RPKは38.3%増と大きく増加。ただし、ASKを44.0%増としていたため、利用率は3.1ポイント減となっている。

 方面別で旅客数が最も伸びたのは欧州線で前年比27.3%増。アジア・オセアニア線も24.9%増となっている。一方、北米線は旅客数が19.6%増と2割増には及ばなかったが、座席供給量を2.6%増に留めており、ロードファクターは11.6ポイント増の80.8%と最も高い結果となった。

 なお、6月単月では旅客数が15.5%増、ASKが8.3%増、RPKが15.4%増となり、ロードファクターは4.8ポイント増の78.1%。上半期と同様、北米線はロードファクターが87.2%と好調に推移している。


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