国内線の夏期利用率は75%-間際に44万人増、新LCC3社は90%超に
本邦航空会社9社が8月20日に発表した、2012年度夏期(お盆)繁忙期(8月10日~8月19日)の予約状況によると、合計の提供座席数は8.2%増の376万2193席、旅客数は1.3%増の280万4405人となり、利用率は74.5%となった。
新興LCC3社を除く6社に限ると、提供座席数は5.7%増だが、旅客数は1.7%減で利用率は5.5ポイント減の74.1%となり、旅客数は微減。一方、新興LCC3社は利用率を3社合計で92.0%に伸ばした。各社が8月2日に発表した予約状況と比較すると、旅客数は44万1018人の増加となった。新興LCC3社を除く6社は利用率を12.1ポイント上げたほか、新興LCC3社も5.3ポイント上げた。
ただし、新興LCC3社は幹線の運航であり、地方路線の運航はない。また、スカイマーク(BC)が発表したLCC競合路線の実績と比較すると、BCの成田発着路線(札幌、福岡、那覇)の利用率は95.0%、関空発着の競合路線(札幌)は84.0%となっており、9社平均より高い実績となっている。
なお、今年から国際線の運航を開始した、スターフライヤー(7G)の北九州/釜山線の利用率は61.3%、ピーチ・アビエーション(MM)の関西/ソウル線、香港線の利用率は88.7%となった。