お盆の国際線、利用率が9割超-間際に1.2万人積み増し
日本航空(JL)と全日空(NH)が8月20日に発表した夏休み期間(2012年8月10日~19日)の国際線利用実績によると、2社合計の座席数は前年比4.7%増の52万5154席、旅客数は6.6%増の47万6095万人となり、利用率は1.7ポイント増の90.7%となった。座席数はJLが8月2日に発表した予約状況よりも約700席減少したものの、旅客数はJL、NHとも増加。特にNHは座席数、旅客数とも2ケタ増となり、利用率は2社ともに90%を超えた。
また、間際の需要も大きく伸びており、8月2日発表の予約状況と比較すると旅客数は2社合計で2.6%増の1万2220人増加した。特に、韓国線、中国線などアジア線の間際需要が強く、例えばJLの韓国線はJLが9.9%増、NHのアジア線は4.8%増となっている。
このほか方面別では、北米線と中国線の旅客数が大きく増加。特に北米線はJLが12.2%増、NHが23.3%増と大幅に前年を上回った。また、リゾート路線はJL、NH双方とも提供座席を減少した結果、旅客数も前年を下回ったが、利用率では9割台を維持しており、JLのハワイ線、グアム線とも約95%、NHのハワイ線は96.7%となっている。