ラスベガス、日本市場へ意気込み-セミナー&WSに豪華ゲストも

  • 2012年7月17日

ラスベガス観光局副局長のマイケル・ゴールドスミス氏  ラスベガス観光局は7月12日、都内でセミナーとワークショップを開催した。昨年は震災の影響で開催を見合わせたこともあり、2年ぶりとなるこのセミナーとワークショップには、現地から8社のサプライヤーが参加。さらに「ミス・ラスベガス」としてタレントの神田うの氏がトークショーをおこない、盛大な会となった。

 来日したラスベガス観光局副局長のマイケル・ゴールドスミス氏によると、全米のなかでもラスベガスは日本人渡航者数の占める割合が高い。直行便はないが、昨年度の日本人渡航者数は10万7000人(航空機利用者のみの集計)をマークしているといい、日本市場を重要なターゲットと見ている。ただし、直行便就航に向けては「協議中」と言及するにとどまった。

「ミス・ラスベガス」として参加した神田うの氏  海外からの渡航者数の総計は650万人と好調だが、多くは米国内およびカナダ、メキシコなど近隣諸国からの観光客が占めている。全体の16%を占めているが、ゴールドスミス氏は「10年以内に割合を30%にまで伸ばしたい」と話す。カジノのイメージが強いラスベガスだが、シルク・ド・ソレイユに代表される数々のエンターテイメントやアウトレットなどのショッピング、ゴルフコースなどカジノ以外の楽しみも多く、グランドキャニオンへの拠点ともなる。「そうした魅力を伝えることが肝要。常に新しい体験ができることを伝えてほしい」と語った。

 今回のイベントでは一般メディアのほか、ブロガーなどのSNS関連者が多く参加した。ラスベガス観光局日本オフィス代表の岡部恭子氏は「女性層の獲得は必須だと考えている。口コミなどでより間口を広げていければ」と話した。