JNTO、外国人観光案内所認定制度の申請受付開始

  • 2012年7月17日

 日本政府観光局(JNTO)は7月10日、外国人観光案内所の認定制度の導入に伴い、認定申請の受け付けを開始した。JNTOでは1981年から外国人観光案内所として「ビジット・ジャパン案内所(「V」案内所)」を指定してきたが、訪日外国人旅行者の受け入れ環境整備のため、観光庁内の検討会でまとめられた「外国人観光案内所の設置・運営のあり方指針」の結果を踏まえて、現行の指定制度を終了し、認定制度に移行する。

 従来の「V」案内所は全国一律の基準で案内所を指定し、指定後の更新制度もなかったが、新認定制度では案内所の立地、実情、機能などによって3つのカテゴリーを設けたほか、3年ごとの更新制度も導入。これにより案内所の質の向上と担保をはかる。なお、認定時の認定料および、案内所支援に関わる費用は当面は無料とする。

 申請募集から認定までのプロセスは以下の通り。
1.案内所設置主体により、申請書に記入の上、必要な書類を揃え、管轄の地方運輸局または沖縄総合事務局へメールを送る。(申請受付期間:7月10日~8月20日)
2.地方運輸局または沖縄総合事務局で審査してカテゴリーを決定し、JNTOに認定を推薦。(認定推薦締め切り:9月5日)
3.JNTOによる認定の決定と各案内所への通知(9月下旬)
4.新制度による支援サービスの開始(10月)