現地レポート:タイ、女性向け素材が充実-TTMポストツアー
バンコクに新名所、ますます女性向け素材が充実
ショッピング施設とアンパワーの水上マーケットを紹介
今年のキャンペーンテーマを「ミラクルイヤー」と設定し、さまざまなキャンペーンを開催しているタイ。6月6日から8日の日程で開催されたトラベルマート(TTM+)のニュースでお伝えしたように、今年のプロモーションではゴルフやヘルス&ウェルネスなどをテーマとしているが、タイ国政府観光庁(TAT)東アジア局長のジャムノン・ジュンナピヤ氏は、日本市場においては「特に女性をターゲットにしたい」と明言している。ポストツアーでは若い女性が喜びそうな新名所のほか、人気のアンパワーの水上マーケットに組み合わせたい穴場の観光地を訪れた。
テーマはショッピング
夜まで充実した時間を
女子旅に必要な要素は数々あれど、ショッピングは欠かせない。実はタイはかなりのショッピング天国。バンコクには次々と大きな複合商業施設がオープンし、日本に参入していない欧米ブランドショップも入居している。多くの場合、日本とは商品ラインが違うので好きなブランドがある場合も買い物が楽しいはずだ。
昨年12月にオープンした「ターミナル21」には、ブランドショップやレストランなどが入居。BTSアソーク(MRTスクンヴィット)駅に隣接していてアクセスしやすい。施設のテーマは「空港ターミナル」。館内には搭乗ゲートやフライトボードなどの装飾があり、それぞれの階がデスティネーションというデザインで、ロンドン、ローマなど各都市のイメージを体現したインテリアとなっている。入居している店はフロアテーマとは関係ないが、そこここに置いてあるオブジェ、特にトイレのデザインは記念撮影する人もいるほど秀逸。東京をイメージした3階は地元の人々にも人気だ。
レストランは牛丼の吉野家、カレーうどんの古奈屋をはじめ日本のレストランチェーンが多く出店しているほか、タイすきのMKレストランなど気軽な雰囲気の店が多い。観光客というより地元の人をターゲットにした施設であることがうかがえるが、タイの都会っ子たちの様子がよくわかるのがおもしろい。
一昨年、スアンルムナイトバザールがクローズして以来、これといったナイトバザールがない状態が続いていたが、今年4月、チャオプラヤー川沿いに「アジアティーク」がオープン。女性でも安心して夜のショッピングが楽しめるようになった。かつての倉庫跡地を改造して作られており、デートスポットのような雰囲気。フードコートなどもおしゃれなカフェテラスのような作りで、まさに女性向けである。
ショップの並ぶ路地はちゃんとナイトバザールらしさがあり、値段交渉ももちろん可能だ。ここまではBTSサパーンタクシン駅から無料水上ボートが出ている。ニューハーフショーや古典人形劇場も入居する予定なので、ツアーに組み込むのもよさそうだ。