夏の旅行先、ハワイが1番人気、長距離も好調-エイビーロード
エイビーロード・リサーチ・センターは7月2日、エイビーロードにおける夏休み期間(2012年7月14日~9月30日)の海外ツアーの問い合わせ状況を発表した。今年1月1日から6月20日までにサイト上で操作された、eメールによる夏休み期間のツアーへの新規問い合わせが対象で、合計の問い合わせ数は前年比29%増。東京発が31%増、大阪発が14%増となったほか、名古屋発が43%増と活発に動いているという。
出発地別のうち、東京では羽田出発を確約したツアーの伸びが大きく、約57%増。東京、大阪、名古屋、その他の4方面に占めるシェアは東京が2.3ポイント増の70.9%で、大阪は2.1ポイント減の22.2%、名古屋は0.4ポイント減の6.2%、その他が0.2ポイント増の0.7%となった。
人気の旅行先としては、問い合わせ件数が最も多かったのはハワイのオアフ島で全体の8.9%を占める人気。2位のソウル、3位のパリとともに昨年と同じ順位を守っている。方面別の問い合わせの伸び率では南北アメリカが116%増と2倍以上に増えており、次いでハワイが42%増、アジアが30%増、欧州が27%増などとなった。
都市別では、ニューヨークが272.4%増で4倍近い伸びを示したほか、シンガポールが213.2%増、マチュピチュが168.0%増など好調。伸び率の上位10位以内を見ると、日本から最も近いのが9位のバンコクであるなど、遠距離のデスティネーションの伸長が顕著だ。
ツアーの日程では、2010年と2011年は6日間が最も多かったが2011年は5日間が最多。平均は5.8日で、2010年の6.0日、2011年の5.9日に続いて減少傾向が見られる。このほか出発日は8月11日、帰国日は8月18日の人気が高いことから、お盆休みにニーズが集まっており、かつ出足も早いとの分析だ。