▽前会長金井氏、新体制にエール－羽田大臣、観光の重要性を強調

（左から）前会長の金井耿氏と新会長の菊間潤吾氏　今回JATA会長を退任した金井耿氏は、就任時に述べた「旅行業界は強いものが生き残るのではなく、変化に適応するものが生き残る」状況と、昨年秋の観光フォーラムでの「業界全体は崖っぷちにあるのではないか」という発言をあげ、「最近は、非常に好調なお客様の動きが出ているが、本質的に我々が直面している課題は4年前、昨秋の状況とまったく変わっていないのではないか」と指摘。新会長や新執行部に対し、「会員の皆様と一丸となって厳しい課題を克服し、本当の意味でのリーディング産業として旅行業を構築してもらえるよう、心から祈念している」とエールを送った。

国土交通大臣の羽田雄一郎氏　また、総会後の懇親会には国土交通大臣の羽田雄一郎氏も出席。「観光は国の成長戦略の重要な柱の一つ」と改めて観光の重要性を強調。3月に制定した観光立国推進基本計画実現に向け「旅行会社をはじめとした観光産業の強化が重要」と述べ、出席したJATA会員各社に対し「観光が日本の未来を牽引していくことについて、皆様の努力と力添えを期待したい」と協力を求めた。