JTBとじゃらん、海外旅行で提携、「トルノスじゃらん」開始
ジェイティービー(JTB)とリクルートは海外旅行予約分野で業務提携し、5月28日からリクルートのじゃらんnet上で航空券単体と航空券とホテルを組み合わせた販売サービス「トルノスじゃらん」を開始する。これは、じゃらんnet上で50社以上の航空会社の日本発航空券と約9万軒の海外ホテルから空席、空室を検索し、予約できるようにするもの。
リクルートでは2010年6月に海外ホテル予約サービスを開始したが、アンケート調査などで航空券を予約してからホテルを予約する利用者が多かったため、利便性向上のため新サービスの提供を決めた。航空券の発券ベースで2013年度に年間10万人の取り扱いを目標に設定。2018年度には出国者数の5%、1600万人であれば80万人の取り扱いをめざす。
一方、JTBとしては、じゃらん会員に航空券を販売する機会の増加による航空券シェアの拡大をメリットと捉えており、ホテルの販売額増加も期待している。
トルノスじゃらんで扱う航空券はJTBのトルノスが提供し、海外ホテルは韓国と中国、香港、ハワイ、グアムの700軒のみじゃらんの在庫、それ以外の4500都市ではトルノスの在庫を販売。今後、じゃらんがホテルを取り扱う地域が増えた際は、逐次じゃらんのホテルに切り替えていく。
販売に際してリクルートはサイト運営を担い、じゃらんの在庫も一旦JTBに渡してJTBが手配旅行契約をする形を取る。予約と購入は、海外ホテルは現地時間でチェックイン日の当日まで、航空券は出発2日前まで可能。決済は現地払いのホテル以外はクレジットカードで受け付ける。トルノス同様、航空券の発券手数料は無料とし、さらに航空券は1%、ホテルは2%の「じゃらん×ホットペッパーポイント」を付与する。